当塾では、入塾をご希望される方全員に入塾テスト・カウンセリングを受けていただいております。
これは英語が得意な生徒を集めるという意図ではないので、入塾テストの結果で入塾をお断りすることは原則ありません。(やる気がなかったり約束を守れない等の生徒はこの限りではありません)
では何のためのテストかというと、入塾後の指導方針を決めるためのものです。入塾テストは効率よく指導を行なうために不可欠であると考えています。
テスト結果における分野ごとの得点はもちろん、生徒の書いた答案と受験後のカウンセリングにも指導をする上でのヒントがあります。
例えば、時間内に解き終わらなかった生徒の場合、その原因は概ね次のようになります。
①知識の定着が不十分であることに起因するアウトプットの遅さ
②英文を前から読む癖がついておらず、文構造を意識しすぎている
③慎重になりすぎて、なかなか答えを出せない
④時間を意識しておらず、そもそも時間内に解き切ろうという意気込みがない。
このようなことが、カウンセリングをしていく中でわかっていきます。
そして、④の生徒の中には普段から時間の意識に乏しく提出物などの期限も守れない生徒もいて、まずはそこから直す必要がある場合もあります。「いつまでに何をやるか」と時間の意識を持つことが計画的に英語力を上げるために必要だからです。
また、ヤマ感で答えた答案も見れば大体わかりますので、正解であっても不正解の例を挙げて、「どうしてこれではダメなの?」と聞いたりしてその生徒の実力を探ります。
模擬試験のデータを見るだけではこういったことまではなかなかわかりません。入塾テストの意図は、一言でいうと入塾前に課題を出来る限り明確にしておきたいということです。
現状を知るためのものと思って、肩ひじ張らずリラックスしつつも全力で受験してもらえればと思います。