今回は、9月に入塾したある高1生のお話です。
この生徒はそれまでほとんどといっていいくらい英語の勉強をしてこなかったそうで、それは学校の成績を見ても入塾テストの結果を見ても明らかでした。
そのような状況だったのでまずは小テストで合格点を取ることを目標にしましたが、入塾以来1度も合格点が取れずにいたのです。不合格の結果を見ては指導の繰り返しで突破口を探し続けました。荒療治もして保護者の方にも色々とご協力いただきました。
そして新しい方法を提案して挑んだ7回目の授業で、ついに合格点を取りました!
意外にも、合格点を取ったことを知った本人のリアクションはいたってクールなものでした(笑)確かに小テストの合格は「はじめの一歩」に過ぎませんから、このリアクションはある意味では正しいのかもしれませんね。当初の予定より時間がかかりましたが、まずは一安心です。
この生徒の良い所は、ふて腐れたりすることのない素直さと、諦めない粘り強さです。もちろん入塾以来の出席率は100%です。
ひとまず安心はしましたが、今後も続けて合格点を取れるのか、はたまた気を抜いて元に戻ってしまうのか、しばらくは目が離せません。
今回のように英語が苦手な生徒でも、その原因は「正しい方法で学習を継続する」という当たり前のことをしてこなかっただけであり、「できるようになりたい」という気持ちと、それに伴う行動を継続することができれば成績は上がるのです。
生徒達にとって、地味なことを継続するというのは大変なことなのかもしれません。でも、ラクして簡単にできるようになる方法なんてありません。そのような方法を追求している時間こそがもったいないのです。
ラクを追求するが故に成長の機会を逃さないようにしましょう!