みなさん、勉強は順調ですか?まだ、勉強したくない気持ちと格闘の毎日でしょうか。先日のブログで、「勉強を習慣にしなさい。そうすれば、辛いと感じなくなる」という旨のことを書きましたが、今回は、辛いと感じなくなるどころか、高揚感を得られるという話です。
「ランナーズハイ」という言葉を聞いたことがありますか?マラソンのランナーが走り続けて疲労があるレベルを超えると、本当は苦しいはずなのにそれまで感じていた疲れ、苦痛が消えて呼吸が楽に感じたり、体が軽くなったりして、どこまでも走れそうな不思議な感覚になってしまう現象のことです。人間の体内にある、エンドカンナビノイドという物質が原因であるといわれています。
私自身も野球部の時は、練習で毎日のように長距離を走っていて、それを感じたことが幾度となくあります。途中から苦痛が消えて、いくらでも走れる気がするのです。そこに達するには時間にして30分くらいは必要だったでしょうか。このランニングは特に夏の炎天下ではきついものでしたが、このことを知ってからは「きついけど、しばらく頑張ったらきっといつものようにその領域に達する」と思って頑張っていました。それでもスタート時は気が滅入るんですけれどね。
受験勉強において、この経験がとても役に立ちました。勉強がしばらく単調で辛かった期間も、このことを思い出して頑張れたのです。そしてこれは1日単位でも感じることができました。予備校の自習室が閉まる時間になっても、ノッてきているからもっと勉強を続けたいと思う日もよくありました。
個人差があり一概にはいえませんが、この現象は辛い時、すぐ諦めてしまう人には味わえません。一生懸命続けた人へのご褒美であると思っています。辛い⇒辛さが消える⇒高揚感という感じになるのが一般的ですので頑張って続けてみてください。
ランニングの途中で歩いたり休んでしまうと、むしろ疲れを感じてしまうように、勉強の途中でスマホを触っていてはダメですよ。
皆さんもランナーズハイを味わってみませんか?