あくまでも私の経験からですが、英語ができるようにならない生徒に典型的な口癖があるように感じます。ダメな所を指摘されるのはいい気分ではないでしょうが、その口癖の根本にある考えを改めることで合格への一歩を踏み出しましょう。
以下の口癖がある生徒は要注意です!
●「忙しい」
勉強は暇な人がやることではありません。大人でも、「忙しくて読書できない」、「忙しくて勉強できない」と言っている人は、時間ができたとしてもまずやりません。
忙しくて勉強できないという生徒はそもそも勉強の優先順位が低いのです。一方、勉強の優先順位が高い生徒は、少しでも時間を見つけると勉強するのが習慣になっています。問題なのは、時間の量ではなく「優先順位」なのです。
勉強の優先順位を上げれば、「勉強で忙しくて〇〇ができない」となるはずです。実際に、ある生徒は「勉強で忙しくて人のSNSなんて見ていられない」と言っていました。
余談ですが、「忙しい」が口癖の人は「暇だからスマホをみていた」のように「暇」もセットで口癖であることが多いという印象があります。
●「コスパ・タイパ」
努力することから逃げるための口実になっていませんか?ラクをすることばかり考えていてはうまくいきません。できる人は、コスト(タイム)を費やした上で(量をこなした上で)パフォーマンスを最大限にしようとする努力をしています。
パフォーマンスを発揮できていないのにコスト(タイム)削減を試みていてはうまくいきません。英語が苦手な生徒に必要なことは多くのコスト(タイム)をかけることです!
YouTube等で効率のいい勉強法のようなものを観ていてもそれは机上の空論というものです。実際にやってみて初めて気付くことも多く、そういったものを観ているだけでできるようになるなら英語に困っている人はいないはずです。
実際のところは、量をこなすことで質も徐々に上がっていき、効率が良くなっていくのです。
●「意味がない」
意味の有無を正しく判断し、行動していたらきっと今頃うまくいっていることでしょう。自分がやりたくないことを意味がないと言って片付けてはいけません。指導者からやるよう指示されたことはきっと意味があるはずだからやってみる、という謙虚な姿勢を持つことで、やがてその意味を見出せるようになるはずです。
●「暗記が苦手」
いつまでもそんなことを言っていてはいけません。勉強において暗記は避けて通れません。野球においてキャッチボールが、サッカーにおいて蹴ることが苦手と言っているようなものです。克服は必須なので、どうしたら暗記できるようになるかを考えて克服しましょう。英語が得意な生徒でも、最初から暗記が得意だったとは限りません。正しい方法を身につければ暗記は誰にでもできるものです。
●「やればできる」
言いたいことはわかるのですが英語においてはやるのが実力です。やってみましょう。中学時代に英語が得意だったとしても、高校で学習する英語は質・量ともに比べ物になりません。したがって、高校時代に頑張ることが重要なのです。
過去の栄光に縋るのではなく過去の自分を超えましょう!「やればできる」ではなく、実際にやってみて、「やったらできた!」としましょう!
いかがだったでしょうか?
ポイントは「行動」です。これらが口癖になっている人に共通しているのは、行動⇒継続ができていないということです。
大学受験は自分を変えるいいチャンスです。まずは目の前のできることから一つずつやっていきましょう!何かが変わってくるはずですよ。